夏バテと食中毒
夏バテは、室内の冷房環境と外気の気温差による自律神経失調
(クーラー病)や、汗をかくことによる水分・ミネラル不足が原因です。
また、もう1つの原因として、冷たいものばかり食べることによる胃腸
機能の障害もあげられます。
夏バテの防止方法は、冷房の設定温度を下げすぎないようにして、
冷房の効いてる室内では一枚多めに着衣を羽織ったり、膝掛けを
使うなど体温調節をする工夫が必要です。
2010年、今年は日本の各地で異常なほどの暑い日が続いています。
暑いからといって、冷麺やそうめんなどの冷たい飲食物を摂りすぎて
胃腸が冷えて消化不良を起こさないよう注意しましょう。
夏バテには、ビタミン B1 を多く含むうなぎや豚肉、レバー、ビタミン
群を多く含む緑黄色野菜をバランスよく摂取して疲労回復しましょう。
自律神経は生活リズムとも深く関わっている為、夜更かしをしたり、
暴飲暴食をしないよう規則正しい生活をすることも大切です。
夏には汗を多くかくので、普段から水分・ミネラル分を多く摂取する
のにカロリー控えめのスポーツドリンクが効果的ですね。
あっ、間違ってもビールなどのアルコールは飲み過ぎ厳禁です!
夏バテと同じく、この時期は湿度も高く、食中毒が起こりやすいです。
食中毒予防の三原則は、菌をつけない、菌を増やさない、菌を殺す。
不要なものは早めに処分して、食中毒が起こらないようにしましょう。
菌をつけない為に、食品を扱う前や食事の前は手洗いを忘れない。
手の傷にも注意して、調理器具なども清潔に管理しましょう。
そして、菌を増やさないように調理は手早く、できるだけ早く食べて
残った物は素早くラッピングして冷蔵庫に保存します。
また冷蔵庫の中でも生存・増殖する菌もあるため、過信しないよう
にして、十分火を通して(75℃、1分以上)確実に菌を殺しましょう。
危ないと思うものがないか冷蔵庫をよくチェックしてみて下さいね。