社会保険の任意継続 知らないと損する保険料金
社会保険は、自分が勤務している会社を退職するときに、社員の資格
を喪失しますので、当然ながら社会保険証は勤務先へ返却します。
社会保険という保険証が資格喪失するということは、退職後の病気や
怪我に備えて、直ちにその社会保険証の「任意継続」手続きをとるか、
国民健康保険に切り替えるかを決めるようになります。
このとき勤務していた会社での報酬によっては、国民健康保険に加入
するよりも、社会保険の任意継続をした方が料金的にお得なケースが
多いようです。 (ここはご自身で市町村窓口へお問い合わせ下さい)
社会保険を会社退職後に、市区町村の国民健康保険課へ手続きに
行って国保に切り替えようとして、とんでもない高額な保険料金を提示
されて、目が飛び出るほど驚くことも多いと聞きます。
(例 : 独身男性40歳未満で年収500万以上⇒国保月額4万円以上)
社会保険の任意継続で、健康保険の最高額は標準報酬月額28万円
(平成19年4月1日現在)で、40歳未満及び65歳以上の方であれば、
月額保険料22,960円、 40歳以上65歳未満に該当する方は、月額
保険料は26,404円(介護保険料を含む)です。
但し、10月以降に40歳または65歳になる方は金額が若干異なります
ので、おおよその目安にしてくださいね。
社会保険を、任意継続するか国民健康保険に切り替えるべきか比較
して、自分に有利な健康保険証を選択するようにしましょう。
案外、現在の保険料が高額な方は任意継続が有利かも知れません。
ただ任意継続から国民健康保険への変更は、基本的にいつでも可能
ですので、前年度の年収が確定した時点でジックリと保険料を比較して
変更するのも視野に入れておきましょう。
社会保険の任意継続をして、1年くらい収入がほとんど無かったなんて
いう場合は、知らず知らずのうちに損していることも有り得ます。
保険料金というのは、あくまで前年(1月〜12月)の収入金額に対して
計算されますので、例えば年間収入額が33万円未満だった場合は、
年間保険料が6万円に満たなく、更にその金額から70%引きになると
いうケースに該当したりもします。
ということは、あくまでも大雑把な計算(市区町村により異なる)ですが、
イメージとしては以下のようになるということです。
⇒ 60,000×(100−70%)÷12ヶ月=月額1,500円 ♪
任意継続の22,960円に対して、1,500円ということでどちらがお得かは
火を見るより明らかですよね〜^^;