水虫の原因と対策
水虫の原因は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が、人の皮膚に住み
ついてしまうために起きる皮膚病なのです。
水虫の原因である白癬菌は、人の皮膚やアカなどと一緒にはがれ落ちるの
ですが、このはがれ落ちた白癬菌は、その後も半年〜1年ほど生き延びると
いわれているほど、とてもしぶとい菌なのです。
この白癬菌に触れたからといって、必ずしも水虫になるわけではありません。
石けんなどを使って、しっかりと洗い流せば確実に菌がなくなりますので、
あえて消毒する必要はないのです。
但し、菌がついた場所をまる1日以上蒸れた状態にしていると、皮膚の中まで
入り込んしまい水虫になってしまいます。
暖かくなってくると、特に女性は素足でサンダルやミュールをはく機会が増え
ますが、その時に水虫ではとても恥ずかしくて素足を出せなくなりますよね。
更に爪の中に水虫が入り込んでしまったらもう最悪で、ペディキュアを厚塗り
して隠すのも大変なことです。
水虫に感染すると、プールまたはスポーツクラブ、それとも温泉かサウナの
バスマットかしら?などと思ったりしますけど、実は水虫の感染場所ナンバー
ワンはなんと自分の家の中なんですね。
という事は、家族の中に水虫の患者が一人でもいると、家中のソチラコチラへ
と白癬菌がばらまかれるので、家族全員が感染する危険性にさらされます。
まずは、水虫の感染が連鎖しないように、掃除機やコロコロカーペットなどを
使って常に床を清潔に保ちましょう。
水虫対策として有効なのは、家族それぞれがスリッパを着用して、「移さない
移されない環境」をつくるのがいいと思います。
また、水虫になってしまった患部は石けんでよく洗ったあと、キチンと乾燥させ
てから蒸れないような靴をはくのがいいでしょう。
そうそう、勿論バスマットやタオルなどの共用は絶対に避けるべきですけど、
洗濯物は一切わける必要はありません。
いちばん大切なことは、なるべく早い段階で専門の皮膚科で診断してもらい、
塗り薬か内服薬でしっかり水虫の治療をおこない、それ以上患部を悪化させ
ないようにすることですね。