肩甲骨はがしストレッチで肩こり改善
肩甲骨はがしは、肩こりに長年悩み続けてきた人にとって、個人差は
ありますが家庭や職場でも簡単・お手軽にできるストレッチのため、
無理なく継続的な効果が期待できるものではないでしょうか。
そもそも肩甲骨は、肩や首、脇や腕、胸から腰の筋肉へと繋がって、
それら筋肉の中継地点という意味では、本来スムーズに動く柔軟性
のある骨ですので、それが背中にガッチリ張り付いていたら血行が
良くない状態ですから体のあちこちに悪影響なわけです。
肩甲骨はがしで、肩こりの原因である乳酸など疲労物質が溜まった
肩と肩甲骨まわりをほぐして血行促進、乳酸を流すことが先決です。
この乳酸は消費しきれなかったエネルギーの燃えカスのようなもので、
放っておくと体内にどんどん溜まって筋肉を硬直させて悪化します。
肩こりは、体にとって老廃物のようなものである乳酸の量が多くなる
に連れ血液やリンパの流れが妨げられ、血行不良が更に酷くなります。
少しでも乳酸がなくなるよう、背中に張り付いて固まった肩甲骨部を
はがして、血行が良くなれば首や肩がほぐれてスッキリします。
個人的にもその都度、いろんな肩こり解消法を試してみては、どれも
即効性は実感できたものの、日を重ねて何度も実践しているうちに、
気のせいかも知れませんが、体がその刺激に慣れてくるものなのか?
いつの間にか全く効かなくなってしまうのがほとんどでした…
まぁ、そんな中で、ガチガチに背中にはり付いた「肩甲骨をはがす」
ストレッチは毎日継続することで効果が持続中です♪
肩甲骨はがしをイメージしながら、以下のストレッチをするだけでも
少しずつ血行改善になります。
・背筋をしっかり張ってガッツポーズで肩を上下させる
・両手を鎖骨にあてて鳥が羽ばたくように上下させる
・背中の中心で両手をあわせて無理なく合掌する
(手のひらで合掌できないときは手の甲どうしで構いません)
これで、肩甲骨周りにたまった乳酸を流して血行促進し、長年の大敵
だった肩こりへ最終決戦を挑み少しずつ攻略していきます!
肩こり対策としては、夏でも肩や背中を冷やさないようにする。
当然ながら、姿勢が悪ければ肩甲骨まわりが血行不良となり凝ります
ので、背筋力を鍛える運動を取り入れるのも大切です。
気が向いたときは背中を反らせるなどの運動やストレッチも有効です。
【補足】
・右手を肩の上から背中側へ、左手は腰のあたりから背中へそれぞれ
伸ばして、背中の中心で両手を結んで10秒くらい維持する。
・今度は右手と左手を反対に背中で結んで10秒くらい維持する。
・最後に背中で両手を合掌させてみる。
日常生活や仕事の合間にでも、上記のストレッチを何度も無理なく
繰り返すことで、だんだん血行改善につながり肩こりがとれていき、
苦しさを感じなくなり、気持ちよくなってくると効果ありです。
肩甲骨はがしで、頑固な肩こりを改善、リフレッシュしましょう♪
実はこれ、ダイエット、バストアップにも効果があるそうです!!
痛風(通風) 怖い生活習慣病!
痛風とは、生活習慣病の一つで高尿酸血症を原因とした関節に炎症を
起こすもので、患部の痛みが吹いた風が当たっただけでも痛むことから
命名されたといいます。
手足や膝、肘や肩など全身の関節をそちらこちらと移動して、痛みが
和らいだりするがまた突然ひどくなったりを繰り返し激痛を伴う厄介な
疾患です。
痛風の患者は、特に日本では90%(なんと10人中9人も!)が男性で、
40才前後の年齢層に集中していて、肉食でアルコール摂取を好む習癖を
もっている人に多いのです。
高尿酸血症と診断されるのは男女・年齢を問わず、血清尿酸値が7.0mg/dl
を超えた状態で、この状態が長く続くと、血液に溶けきらなかった尿酸は
結晶になり関節に沈着し、痛風(急性関節炎)を引き起こす事になります。
この尿酸は、プリン代謝の最終産物で、食事から摂取するプリン体が
どんなものにどれだけ含まれているか気になると思います。
参考までに、100gあたりでのプリン体の含有量をいくつかあげてみます。
・煮干し(746mg)、かつお節(493mg)、鳥レバー(312mg)、イワシ(210mg)
・スルメイカ(186mg)、サンマ(155mg)、ウナギ(92mg)、イクラ(4mg)
■ビール(5〜10mg)と比較したプリン体は意外な結果ではないでしょうか♪
※ただし、アルコール飲料を摂取すると尿酸値はあがるので要注意です。
痛風の症状が進行すると、老廃物が関節にたまって炎症を起こし痛み出す
わけですが、間違っても患部を温めたりマッサージはせず、高いところへ
あげるようにします。
患部を刺激するのは逆効果でより悪化させますので、まずは水分をたくさん
とって尿として体外へ排出、血液中の尿酸値をさげるよう意識しましょう。
水の摂取量として、一日2リットル位がいいと言われていて、飲みすぎは
よくないといいますが、医師によると3リットル以上でも問題ないとのこと。
これは高血圧の人だったら尚更のようで、おしっこは「無色透明」に近い
状態を維持して尿の黄色が濃くなればなるほど血液がドロドロ状態になって
いるからで、脱水症状にならないよう充分な水分補給が必要になります。
通風のため、薬を飲んで体内で生成される尿酸値を安定させる治療も有効
ですが、この場合処方薬の種類により、飲み始めて抜け毛(いわゆる脱毛)
が進行する人もいますので、かかりつけの医師によく相談して服用したほう
がいいでしょう。
通風になってしまったら、特にBMI値を意識し肥満の解消、アルコール
飲料をひかえてプリン体の摂取制限をして、軽い運動でストレスの解消など
生活習慣の改善が重要な治療法となります。
また生活習慣的な要因だけでなく、遺伝的な体質もあるらしく心当たりの
あるかたは特に気をつけたいところですね。